56年前のクリスマスディナー招待券


甲府の中心、オリオンイーストが22日からとてもきれいなライトアップを始めました!

早速会社帰りに見に行きました。

デコレーションをここまでやると見事です!!温かい気持ちになりました。

年を明けても観れるようですから、是非足を運んでみて下さい♪


さて、みなさんはどんなクリスマスをお過ごしですか?


なんと、私の手元に、1961年のクリスマスディナーの招待券が届きました!


56年前のものです。


岡島が出しています。

江戸時代に呉服商として始まり、昭和11年にデパートを開業した歴史を持つ甲府の老舗百貨店の岡島です。


後ろに「山梨県  ・・・・食等消費税」の印が押してあるので、ご招待というか販売していたと思われます。この当時は料理飲食等消費税がかかっていました。

感謝を込めてクリスマスを祝わせていただきます。

 岡島食堂

メニューは七面鳥料理

葡萄酒(オーポルト)

スープ(ポタージュ)

ロースト七面鳥盛り合わせ(ライス付)

カスタードプーデング

コーヒー(夢の追想)


なんだか、とっても温かい。

コーヒーが夢の追想だなんて、たまりません。


家族でおめかししてお出かけして、クリスマスをお祝いをしている光景が浮かびます。


その岡島食堂ですが、どんなだったのでしょうか。


戦前の写真がありました。

この招待状は1961年の物ですから、この写真とは違うかもしれません。というのも、戦争で燃えてしまっているから・・・


こちらのポストカードはこんな袋に入ってます。


江戸時代に柳町に呉服商として開業した岡島。



これはその柳町にあったころ。まだ百貨店になる前のチラシです。呉服屋さんだけに、お着物メイン。


「岡島の優秀セル」「洋犬セル」「國富セル」「ブドーセル」の「セル」、一体なんぞや?と思い調べましたら、毛織物の事をセルと言ってたらしいです。ウールの昔の名前なんですね。洋犬セル、ブドーセルって洋犬やぶどうのセールかと思いました。

パラソル、ショールもおしゃれで斬新なデザインです。傘立ても。

なによりもこのチラシが素敵。シンプルで、傘が際立ってます。そしてグラフィックとして、広告が素敵。

峡陽文庫さんにも岡島の資料がたくさんでていますのでご覧ください!


もういくつ寝るとお正月ですので、ついでに66年前の岡島の年賀状を。

みなさまのお店だったんだなーって。事業を続けることがいかに大変な事か、わかります。あちらこちらで新しいもの新しい形態ができてはなくなってていう中で、ここ数年ではなく、何十年、いや百年以上も続いていること、リスペクトです。




今日はクリスマス。

昔の甲府のクリスマスの一つの姿を見せましたが、

皆様の昔のクリスマスはどうでしたか?


子どものころ、

クリスマスの夜はなぜかナイフとフォークで食べたくて、お茶碗に盛られたごはんをお皿に盛りなおしたり、ちょっと甘いたれのついた骨付きの鶏もも肉にかぶりついたり。家族でどこかレストランにいったり、クリスマスパーティーに行ったり、なんだか、そのシーンの色あいまで思い出せます。


みなさんもどんなクリスマスを今まで送ってきたか、ちょっと思い出してみてください。



メリークリスマス。



KOFU500 Heritaging

2019年に500歳のお誕生日を迎える甲府のまち。 歴史と今をこうふコンシェルジュが勉強していくっていうページ。 「こうふ開府500年公式ホームページ」のこれは影武者サイトです♪ なかなかない機会なのでこの際、いろいろ楽しみたいなーって思っています!一緒にいかがですか? 甲府にある味わい深い、建物や場所、時代を超えて価値あるものを紹介します!歴史の事でない、「今」ももちろん!